草木染シリーズ>ヤマモモの実がきれいだったので染料を作ってみた

こんにちは。秋永です。
いきなりですが、皆さんは草木染という言葉をご存知でしょうか?

その名のとおり、草木で布や革などを染める技術のことです。
ハンドメイドとかでよく使われているので、若い方はご存知かもしれません。

そんな草木染ですが、前々からやってみたいなとは思っていたのですが、技術的に難しそうだなと敬遠していて手を出していませんでした。

しかし、そんなある日公園にたわわになっていたヤマモモの実を見て「あ、こんな木の実でできたら綺麗なんだろうな」と思いとうとうやってみることにしました。

前置きが長くなりましたが、今回は染料を作るところまで日記にしてみましたので参考になれば幸いです。

ヤマモモって何?

ヤマモモというのは、よく公園でこのような実をつけている木を見たことはないでしょうか?

ヤマモモの実

食用としても使用でき、ジャムを中心にお酒をつけたりする人もいるみたいです。
さすがに公園の木の実を食すのは勇気がいるので今回はやめておきましたが、いつか山の中で見つけた日には挑戦してみたいです。

使う材料

使うものはほとんどありません

  • ざる
  • ボウル
  • ペットボトルなどの染料の保存容器
  • 染料につかう木の枝や木の実など(重要)

これだけあれば作れました。
専門家の方がどうかは知りませんが、趣味でやる分にはこれで十分です。

実際に作ってみよう!

では実際に作った手順をご紹介します。
手順は以下になります。

  1. 材料の採取
  2. 材料を洗う/選別する
  3. 材料を煮詰める
  4. 煮詰めた液体を濾して保存する

単純ですね。
この後実際に染める作業があるのですが、まずは染料を作るのが簡単だということを知って欲しいです。

材料の採取

今回はヤマモモの実なのですが、何でもいいらしいです。
木の枝や草、たまねぎの皮やコーヒーでもいいみたいです。

この時期なら紫蘇の葉っぱでもいいみたいです。
梅干を作った余りなども使えそうですね。

今回はこんなにたわわになっているのを少し分けてもらいました。

ヤマモモの実
落ちちゃうくらいだったらいいよね?

袋片手に公園に行き、枝についている実のみとるようにしました。
枝ごと切るとかそんな野蛮なことをしてはだめですよ!

最終的にはこのくらい取れました。

採取したヤマモモの実

さて、採取したら急いで家に帰ります。
実は結構いろんな人に見られて気まずかったです。

材料を洗う/選別する

採取したヤマモモの実ですが、このまま全部を使いませんでした。
理由としては、色がばらばらだったり余計な部分がついているものがあったの、まずはそれらを選別したりとったりする作業が必要でした。

私はやりましたが、気にならなければ選別は飛ばしても良いと思います。

選別したヤマモモの実
選別したヤマモモの実

ちょっと分かりにくいですが、右が選別から漏れた実です。
緑だったり小さかったり、虫食いがあったりしたものです。
左の透明な袋に入っているのが選別した実です。

これらを使っていきます。

洗い方は、食べるわけではないので汚れを軽く落ちるようにすすいであげれば良いと思います。

材料を煮詰める

ここが一番のポイントです。
といっても特別難しいわけではありません。

まず鍋に選別した実を入れます。
そして目分量で材料がひたひたに浸るまで水を入れます。

目分量で・・・という感じもしますが、よく分からなかったのでここは勘でした。

まぁ、薄かったら煮詰めればいいかなという軽い気持ちでした。

水の量は目分量

煮詰める手順ですが、まず中火で火をつけます。
そして沸騰したら、そこから20分更に煮詰めます。
その時には弱火にしてあげても良いと思います。

ここがあいまいで、調べてみても人によってそのままだったりそもそも沸騰させないほうが良いというのもあったりでよく分かりませんでした。

なので私は沸騰までは中火、沸騰後は弱火で行いました。
ここも勘でした。

沸騰したので20分煮詰めます

そんなことで悩んでいるうちに沸騰しましたので、このかえる君タイムウォッチで図りたいと思います。

煮詰めていると徐々に色が変わってきているのが分かりました。
ちょっと分かりにくいのですが、このような感じでした。

これは期待が持てるぞ!とわくわくしました。

水に色がついている様子
割り箸が染まった!

20分たったら次は保存して終わりです。

煮詰めた液体を濾して保存する

20分たったらざるで濾します。
ボウルの上にざるを乗せて、このまま鍋の中の水を流し込みます。
(結局ざるの目が粗かったので後でやり直しました・・・)

染料をざるで濾します
染料を濾した様子

このような感じで濾してあげます。
下の画像が濾した染料です。

濾した染料

この後、越したヤマモモの実をもう一度同じ要領で煮詰めました。
出し汁でいう二番だしですね。

そしてもう一度濾してあげた二番だしと一番出しをペットボトルなどの容器に保存してあげます。

ちなみに、二番出汁の方は若干色が薄かったのですがたくさん欲しかったので混ぜました。

より濃いものを!という場合には混ぜないほうがいいかもしれません。
今回750gしかヤマモモの実がなかったのですが、材料がたくさんある場合には一番出汁だけでいいかもしれません。

まるで紅茶のようだ・・・

ペットボトルで染料を保存しました。

iPhone5のカメラだと画質が粗いですが、紫色の染料が約2リットルできました。

これで何かを染めてみたいと思います。
以上、染料を作る工程でした。

参考になれば幸いです。

次は実際に何かを染めた様子をご紹介したいと思いますので、楽しみにしていてください!

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