【前編】土用の丑の日って梅干でも良いらしいので梅干を漬けてみた

前回の日記からずいぶん間が空いてしまいましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

前の日記ではリンゴ酢を仕込んだお話をご紹介したと思うのですが、そちらも順調に発酵してますので、近々ご紹介できると思います。
ですが今回はその前に1つどうしても書きたい日記がありましたので、先にこちらをお楽しみいただければと思います。

人生初の梅干を作りました。

実は今年の6月ころに、無農薬のいい梅を10kg頂いたので、思い切って梅干を作ってみることにしました。

もともと梅干は高頻度で購入していたのですが、10粒程度で400円位するため、高いなと思っていました。

そこに転がり込んできた10kgの梅を梅干に使わない手はありません!

さっそく作り方を調査して、道具をそろえ仕込んでみました。
作業自体は簡単だったのですが、10kgともなるといろいろ大変でした。
今回は作り方もそうですが、その量にも注目してみると面白いかもしれません。

出来た物

今回作った梅干を早速ご覧ください。

これは天日干しした直後の梅干です。
3枚目の液体は「梅酢」です。

これはいろいろ使えるみたいなので大量に余ったのを瓶に保存してあります。

また、写真を見て「あれ?梅の色が違う」と思うかもしれません。今回、梅が10kgもあるのでいろいろ条件を変えて作ってみました。
その為色が違うものがあります。

今回は「塩分18%の梅干」「塩分20%の梅干」「塩分18%の白梅干」の3つを作ってみました。
白梅干というのは赤紫蘇で染めない梅干のことで、こちらのほうが梅本来の風味がして好きだという人もいるそうなので試しに作ってみました。

また、この塩分18%というのはかなりしょっぱい部類に入ります。
いわゆる「昔ながらの梅干」に該当します。

今風の梅干は10%前後と考えると、いかにしょっぱいかが伝わると思います。

それでは作った手順などをご紹介します。

材料・必要な道具

今回は10kg用意しました
梅の重さに対して20%
上記とは別に赤紫蘇用に赤紫蘇の20%の塩
赤紫蘇
梅の重さに対して20%
梅を漬ける樽
梅を洗う水
重石

今回はいろいろなパターンで、さらに塩分濃度18%と20%と分けて作りましたが、以下では20%で統一して書きます。

もし参考になさる場合は、塩分濃度はご自身で作りたいパーセンテージに置き換えてお読みください。

全量を把握するために広めたのですが、1つ1つが重いためか、10kgといっても量はそこまで多くありませんでした。
その代わりずっしりとした重みがありました。

塩は私が普段使っている「赤穂の天塩」です。
これを使うといい感じに漬物などがおいしくなるのでオススメです!

手順

手順は以下のとおりになります。

  1. 追熟させる
  2. 梅を洗う
  3. 梅を塩漬けにする
  4. 重石を乗せて水分が上がってくるまで待つ
  5. 赤紫蘇を入れてさらに待つ
  6. いざ!天日干し!

それでは1つずつ見て行きましょう。

追熟させる

上記の写真では見事なオレンジ色をしていますが、実は届いたばかりの梅はこのような感じでした。

この状態で3日間ほど追熟させるとこのようにオレンジから赤色に色づき始めるので、このタイミングで梅を洗いはじめます。

梅を洗う

まずは10kgある梅をすべて洗います。
今回は特に無農薬のため、汚れや虫などが付着している可能性を考慮してより丁寧に洗います。

といっても10kgもあるので効率よく、しかし梅がつぶれないようにやさしく丁寧に洗う必要があります。
今回は樽に水を張り、その中に梅を少しずついれて手でこすってあげるように洗いました。

その後、キッチンペーパーで丁寧にふき取ってあげました。

これを何度か繰り返していると、樽の中の水が汚れてくるので何度か水を入れ替えてあげます。

そうして1時間くらいかけて全ての梅を洗いました。
なお、このとき深夜3時で眠気がすごかったです。

また、洗い終わった段階で、下記のように黒ずんでいる梅は取り除いてあげます。
これは、完成後の見栄えが悪くなったり、途中でつぶれないようにするためです。

ここまで終わったら次は塩漬けにします。

塩漬けにする

漬物つくりに慣れている人にはおなじみの工程ですね。
樽に梅を入れてその上に塩を引きつめ、さらに梅を乗せて、とミルフィール状に交互になるようにします。



今回は樽を2つに分け、塩分18%と20%に分けて作りました。
塩分濃度は「梅の重さに対して何%塩を入れるか」になりますので、今回でいう20%というのは、梅10kgに対して塩2000g入れる計算になります。

改めて考えると結構塩を使ってますね。

その後は上に重石を置いて、水が浮かび上がるまで放置です。

と、次は赤紫蘇を洗って~という工程が続くのですが、思ったより長文になってしまったため一度区切ります。

後編はすぐに投稿しますので、是非お楽しみにしていてください!

以上、梅干日記(前編)でした。

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